2014年05月03日

ロゴスホープ号

もはやこの時期の季語となりつつある学振申請書類のため、世間でいうGWというものをその言葉通りに楽しむ生活ということを数年していません。今年も休日は結局申請書のため一日ベローチェで改訂に勤しむばかりでどこに行くこともありませんでした。

このままではあまりにアレなので、世界最大の本屋を積んだ船ロゴスホープ号が長崎港に立ち寄るというので見てきました。

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うん、洋書がたくさん…でも別に欲しい本ないですね。
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これとかこれとか安かったら買おうと思って行ったんですけど専門書の類はありませんでした。

船内には外国人のスタッフの方がたくさんおられ、気軽に「Hi」などと声をかけてくれるのですが、そういうリア充的な空気に弱く「ほっといてくれ」的な空気を好む僕にとってあまり居心地のいい空間ではありませんでした。
posted by かめふじ at 22:00| Comment(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月28日

長崎の夜景

いつものようにベローチェで書きかけ原稿を直していたのですが、そういえば日本三大夜景だなんだと言われているらしいことは把握しているけど今まで一度も観にいったことがないな、と急に思いついて一人で稲佐山に登って長崎の夜景を観てきました。あぁなるほど、これは確かに綺麗ではある。

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周囲にはだいたいカップルしかいなかったのですが気にせず最前列に陣取って30分ほどボーっとしてきました。
posted by かめふじ at 23:56| Comment(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月25日

調査航海にいってきました

いつも乗る船は700トンくらいの調査船なのですが、今回は2600トンクラスの大型の調査船でした。居室が広くて快適でしたが、船が大きくて観測のたびに船内をあっちにいったりこっちにいったりで、なかなか落ち着かない作業でした。航海そのものは天候にも恵まれ、楽ちんでした。

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↑大きな船。

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↑観測中に船に迷い込んできたキビタキ。あぁ本当に渡り鳥なんだなぁと思わされます。
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2014年01月28日

【論文】ウミガメの卵:産卵深度と被食の関係

やや古い論文ですが。

How depth alters detection and capture of buried prey: exploitation of sea turtle eggs by mongooses.
Leighton et al. 2009
Behavioral Ecology 20(6),1299-1306.


マングースによるウミガメの卵の食害に関する研究です。舞台はバルバドス。ここではマングースは移入されてきた外来生物ですね。この研究ではタイマイの産卵巣について、どれだけ深く穴を掘ったかが食害されやすさにどれだけ影響するかを検証しています。

この研究によると、産卵巣の発見されやすさに深さはあまり関係ないのですが、実際掘り始めて見つけられるかどうかには大きく影響しているようだ、とのことです。実際に屋久島のウミガメ調査では、あまりに波打ち際に産んでしまってきっと死んでしまうなぁ、というような産卵巣は移植したりもするのですが、産卵痕跡があっても一度埋められてしまうとなかなか卵を見つけることができないのはよくあることです。

この研究で対象となっているマングースはジャワマングースで、沖縄でも外来生物として大きな問題になっています。僕の知る限りでは沖縄本島でのマングースによるウミガメ卵食害はまだ記録がなかったと思うのですが、島によってどうしてこのような行動の違いが出てくるのか、興味深いところでもあります。

ジャワマングースの原産地もウミガメの産卵が知られる地域です。原産地では卵の食害はどうなっているのでしょうか…と気になってマングースでググってみたのですが、沖縄に侵入したマングースは現在ジャワマングースではなくフイリマングースという別種ということになっているようですね。西インド諸島のものもフイリマングースのようですから、この研究の舞台であるバルバドスに侵入したマングースもたぶんフイリマングースでしょう。wikipediaによれば、フイリマングースの原産地はミャンマー、中国南部、バングラデシュ、ブータン、ネパール、インド、パキスタン、アフガニスタン、イランだそうです。ウミガメの産卵も知られている地域が含まれています。ウミガメ産卵巣荒らしがもともと生活史の一部としてあったのか、それともバルバドスで学習した結果その行動が定着したのか。また、フイリマングースの原産地を見ると、ブータン・ネパールのような内陸国が含まれています。バルバドスの侵入個体群がインドのような海岸地域由来、沖縄の侵入個体群が内陸地域由来、というようなもともとの生活史を反映しているのだったら面白いですね。マングースの分子系統によれば、日本に侵入したマングースはインド・パキスタンの系統に近いようです(Veron et al. 2007)。インド・パキスタンはインド洋に面しており、ウミガメの産卵も知られています。現地でウミガメ卵の食害があるようなら沖縄でもウミガメ卵にアタックしてもよさそうですが…。この研究で扱われたバルバドスのマングースについてはVeron et al. (2007)では残念ながら扱われておらず、彼らがどこ由来の系統なのかよくわかりませんでした。侵入先での行動の多様性とでもいうのでしょうか、他の生き物でこういう研究例があるのかどうかちょっと気になりました。


沖縄でのウミガメ卵食害では、アカマタという在来ヘビがウミガメの産卵巣にアタックすることが知られています。

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↑なんかいる。

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↑潜っていきました。

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↑出てきた!

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↑デカい!

しかしこの行動も沖縄のどこでも見れるわけではなく、一部の砂浜でのみ観察されています。また、八重山ではリュウキュウイノシシによる卵食害が報告されている一方、沖縄本島ではまだ報告されていません(こちらはただ本当のイノシシ個体数が八重山に比べて少ないからというだけのような気もしますが)。異なる地域間での行動の違いというのは生態学の研究テーマとして面白いものだと思います。いや侵入先では全部根絶してほしいと思いますけどね。
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2013年12月03日

Reject and Resubmit

もう既に何度もRejectを喰らい、前回久しぶりに査読に回ったと思ったら評価が割れに割れてなんと4人もの査読者に回り結局Rejectを喰らった大難産の原稿があるのですが、ここにきてようやくReject and Resubmitという評価を得ることができました。前回の4人分の査読コメントに応えて別のjournalに投稿したのですが、今回は3人の査読者に回ったようです。

今回の査読者のうち一人は

>Interesting subject and presentation of historical materials.

というたった一行のコメントで、前回の4人の査読者の誰かに回ったのだと思います。あとの2名の査読コメントもmajor revisionというほどの大改訂を必要とするほどのものではなく、また『再投稿は2014年の5月末までのヨロシク』という指示もあったので、手応え的にはminor revisionくらいのものと感じています。年内にコメントに応え英文校閲に出して再投稿までいきたいところです。2009年に書き始めた原稿なのですが、ここにきてようやく着地点を見つけた感じです。
posted by かめふじ at 20:32| Comment(1) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする